今回は、精神科医の斎藤環さん・山登敬之さんによる「世界一やさしい精神科の本」をご紹介します。
この本は、こんな方におすすめです。
【この本がおすすめの方】
- 発達障害や心の病に関する分かりやすい本を探している方
- ひきこもり・うつ病・摂食障害のあるご家族がいる方
- うつ病、トラウマ、人付き合いなどで悩んでいる方
中高生を対象に書かれた内容のため、非常に分かりやすい言葉で、かつ具体例など多く、テーマは一見難しそうですがとても読みやすい本です。
ぜひ参考にしてください。
発達障害がよくわかる!やさしい解説と具体例つき
「世界一やさしい精神科の本」では、発達障害の入門書ともいえる本です。
たとえば、以下のような病気について書かれています
- 自閉症
- ADHD
- 学習・知的障害
- うつ病
- 対人恐怖症
- ひきこもり
- 摂食障害
それぞれの病気の特徴を解説するほか、病気を患う本人の気持ち、なぜそのような行動を起こすのかといった本質も知ることができます。
私はこの本を読み、見方を少し変えれば人と違うことがその人の魅力や才能であることを学びました。
ひきこもり・うつ病の原因や対処法が分かる
半年以上人との繋がりを避けて、社会との関わりを持たないことを望む「ひきこもり」。
気分障害のひとつである「うつ病」。
この本では、ひきこもり・うつ病についての詳しい解説があります。
なかでも私が印象的に感じた内容は、こちら。
- ひきこもりを治すには人との関わりが不可欠であること
- 二次的な病気を引き起こしやすいこと
- 音楽療法などさまざまな治療法があること
精神科医が身をもって患者さんと関わるなかで実感したことなどをもとに、病気の全貌が分かります。
客観的で正しい知識を知ることができるので、自分や周りの人が悩んでいる時に、冷静に対処するための知恵を得られるでしょう。
精神科医だから話せる!診療の内容がおもしろい
一般的に精神科の治療法は本人のプライバシーが大きく関わるために、他の病気よりも知る・見る機会が少ないイメージがありますよね。
しかしこの本では、精神科医であるお二人の先生の経験をもとに、具体的な治療や診療内容について紹介されていたのが新鮮でした。
もちろんプライバシーは隠されています。
実際に、自分や周りの家族が精神科へかかる際に、どんな治療がされるのかといった参考にもなると思いました。
こんな人におすすめ!「世界一やさしい精神科の本」を読んでほしい方
精神科医の斎藤環さん・山登敬之さんによる「世界一やさしい精神科の本」は、こんな方におすすめできます。
- 発達障害や心の病に関する分かりやすい本を探している方
- ひきこもり・うつ病・摂食障害のあるご家族がいる方
- うつ病、トラウマ、人付き合いなどで悩んでいる方
- 人付き合いに悩む高校生・中学生
この本を通して、人と違うと言われてきた自分、または身近な人が、「人と違っていいんだ」と思えるきっかけを得られるはずです。
また、症状の原因と対策がとても分かりやすく解説されているため、実際に生活のなかで取り入れやすいのも特徴です。
発達障害や心の病気について、とても参考になるのでぜひ読んでみてくださいね。
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