トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツ一覧!相性の悪い野菜も

トウモロコシのコンパニオンプランツ

くまめ
くまめ

こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。

家庭菜園で人気のトウモロコシ。

トウモロコシを畑やプランターで育てる際に、混植する野菜が気になりますよね。

トウモロコシには相性の良い野菜・相性の悪い野菜があります。

組み合わせを知らずに育てると、元気のない病気にかかりやすい苗に育つことも。

そこで今回は、トウモロコシと混植したいコンパニオンプランツをご紹介します。

一緒に植えるべき野菜が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】

トウモロコシ(スイートコーン)と相性の良い野菜

トウモロコシ(品種はスイートコーン)には、混植に向いている野菜と、向いていない野菜があります。

トウモロコシとの相性
相性が良いウリ科(かぼちゃ・きゅうり・メロン・スイカ・ゴーヤ)、マメ科(枝豆・エンドウ豆・ささげ・落花生)、ジャガイモ、里芋
相性が悪いナス科(ナス・トマト・ピーマン)

トウモロコシは肥料が大好きな野菜。

そのため、肥料を必要とする「ナス科」のナス・トマト・ピーマンと混植をすると、養分の取り合いになってしまいます。

しかし同じナス科でも、ジャガイモとの相性は良く、互いの成長を促し合い害虫を寄せ付けない効果を発揮します。

このほかにも様々あるので、トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツの代表を詳しく見ていきましょう。

トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツと植え方

ここからは実際に、トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツをご紹介します。

混植のメリットや、実際の植え方も解説しています。

それでは、見ていきましょう。

コンパニオンプランツ1.トウモロコシ×かぼちゃ

トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツ

トウモロコシの混植におすすめの野菜は「かぼちゃ」です。

肥料食いのトウモロコシが養分を吸収するため、かぼちゃが蔓ボケを起こしにくい効果があります。

また、かぼちゃがトウモロコシのマルチ代わりになり、保湿や除草の効果も期待できます。

ほぼ同じ時期に収穫でき、片付けるタイミングも近いため、管理もしやすいです。

かぼちゃと混植するメリット

・トウモロコシが余分な養分を吸収するためかぼちゃの蔓ボケが起きない

・かぼちゃがマルチ代わりになり保湿・除草の効果がある

・同じ時期に収穫できるので片付け・管理が簡単

トウモロコシ×かぼちゃの植え方

トウモロコシは株間30㎝、条間50㎝で植えます。

かぼちゃはトウモロコシの条間に植え、株間100cmは空けるようにします。

太陽の光をまんべんなく当てるためにも、南北に長い畝をつくる「南北畝」がおすすめです。

コンパニオンプランツ2.トウモロコシ×蔓ありインゲン

トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツ

蔓ありインゲンとトウモロコシの相性は良いです。

マメ科の根には「根粒菌」と呼ばれる栄養を蓄える菌が生息しており、

肥沃な土地でトウモロコシを栽培できるため、丈夫で元気な苗に育ちます。

また、支柱が必要な蔓ありインゲンにトウモロコシが天然の支柱の役割を果たします。

害虫予防の効果もあり、トウモロコシに付くアワノメイガ、インゲンに付くキノメイガが寄り付きにくいです。

蔓ありインゲンと混植するメリット

・マメ科の根に生息する「根粒菌」がトウモロコシに栄養を与える

・トウモロコシが蔓アリインゲンの支柱の役割を果たす

・アワノメイガ、キノメイガを忌避する害虫予防効果も期待できる

トウモロコシ×蔓ありインゲンの植え方

トウモロコシと蔓ありインゲンの種を2~3粒、15㎝間隔で交互にまきます。

複数の種を一緒にまくことで、互いが競争をして強い苗に育つうえ、発芽率も高まります。

くまめ
くまめ

間隔が広すぎると蔓ありインゲンの蔓がトウモロコシに絡みません!

間隔を離しすぎないのがポイントです。

トウモロコシは葉が5枚に増えたら、ハサミを使って1本立ち(丈夫な苗を1本にし、他を根元で切る)にします。

蔓ありインゲンは間引かずに育てます。

コンパニオンプランツ3.トウモロコシ×里芋

トウモロコシと相性の良いコンパニオンプランツ

トウモロコシと里芋の相性は良いです。

里芋には「共生菌」が共存しており、窒素が豊富な土をつくる効果があります。

トウモロコシを里芋の近くに植えると、生育が旺盛になり、追肥が不要なほど元気に育つケースも見られます。

また、里芋は日陰を好み、トウモロコシは日向を好むため、互いに奪い合うことなくバランス良く育ちます。

里芋と混植するメリット

・里芋の「共生菌」がトウモロコシの生育を促進する

・トウモロコシが日陰をつくり、里芋が元気に育つ

トウモロコシ×里芋の植え方

トウモロコシは株間30㎝、条間50㎝に種をまきます。

里芋はトウモロコシの陰になるよう、北側に種イモを植えるのがポイントです。

トウモロコシと相性の良い野菜一覧表

トウモロコシと相性の良い野菜と、その効果を一覧にまとめました。

トウモロコシと混植した場合の効果は、以下の通りです。

相性トウモロコシと相性が良いもの効果
かぼちゃかぼちゃがマルチ代わりとなり除草・保湿の効果
蔓アリインゲントウモロコシの成長が促進される
枝豆トウモロコシの成長が促進される
小豆トウモロコシの成長が促進される
里芋空間を有効活用できる、トウモロコシの成長促進
じゃがいも成長促進
きゅうり成長促進
スイカ成長促進
×トマト養分を奪い合う
×なす養分を奪い合う
×ピーマン養分を奪い合う

まとめ

トウモロコシと混植におすすめの野菜をご紹介しました。

コンパニオンプランツにおすすめの野菜を代表して、かぼちゃ・蔓アリインゲン・里芋の植え方や混植のメリットも解説しています。

トウモロコシには相性の悪い野菜もあり、栄養分を必要とするナス科のトマト・ナス・ピーマンです。

向き不向きがありますので、ぜひ参考にして野菜づくりの参考にしてみてくださいね。

▽こちらもおすすめ

大きくならない・雌花が咲かない...トウモロコシ栽培の7つの失敗談をブログで紹介 大きくならない・雌花が咲かない…トウモロコシ栽培の7つの失敗談をブログで紹介 マメ科と相性の良いコンパニオンプランツ マメ科と相性の良いコンパニオンプランツ一覧!相性の悪い野菜もご紹介 ウリ科と相性の良いコンパニオンプランツ!植え方や相性の悪い野菜もご紹介 ウリ科と相性の良いコンパニオンプランツ!植え方や相性の悪い野菜もご紹介