こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
家庭菜園で人気のトウモロコシはさまざまな品種があり、何を育てるべきか悩みますよね。
そこで今回は、育てやすいトウモロコシのおすすめ品種を特徴別にまとめました。
記事後半では、白・紫・赤などの珍しい色のトウモロコシの品種も一覧でご紹介しています。
自分に合ったトウモロコシの品種が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
育てやすい!トウモロコシのおすすめ品種7選
トウモロコシには様々な品種があり、どの品種を育てるべきか悩みますよね。
品種によって、甘さ・香り・粒の大きさ・色などの特徴が大きく異なります。
そこでここでは、育てやすいトウモロコシの品種を7つの特徴に分けてご紹介します。
【トウモロコシのおすすめ品種7選】
- 遅まきできる「おひさまコーン88」
- 寒さに強い「キャンベラ90EX」
- 美味しさで選ぶなら「味来(みらい)」
- 丈夫で倒れにくい「ゴールドラッシュ」
- 粒が大きいビッグサイズ「おおもの83」
- 背が低いので収穫しやすい「ランチャー82」
- 生で食べられるトウモロコシ3選
それでは順に見ていきましょう。
1.遅まきできる「おひさまコーン88」
時期をずらして遅まきができる「おひさまコーン88」。
中間地・暖地の抑制栽培では、7月~8月中旬までの種まきが可能で、10月頃に実を収穫できます。
ただ、寒冷地の遅まきはできず、種まき時期は5月~6月上旬までとなるので注意が必要です。
おひさまコーン88は、熟期が86日以上の中性品種で、味は糖度が高く粒が柔らかいのが特徴です。
長期にわたり栽培したい方や、遅まきで遅い時期に収穫をしたい時におすすめの品種です。
2.寒さに強い「キャンベラ90EX」
一足早くに種まきをするなら、寒さに強い「キャンベラ90EX」もおすすめです。
中間地・暖地は、3月の早い期間に種まきが可能です。
熟期は中生で、中間地のマルチ栽培では種まき後90日ほどで収穫ができます。
栽培期間は「おひさまコーン88」と似ていますが、実の食感が異なるのがポイント。
キャンベラ90EXは皮が厚めなので「焼きトウモロコシ」などの食べ方に向いているのが特徴です。
3.美味しさで選ぶなら「味来(みらい)」
ミラクルスイートコーンと呼ばれる、甘くて粒が柔らかい人気の品種「味来(みらい)」。
糖度は12度以上と高めで、生で食べられるほどの柔らかさです。
茹でればいっそう甘味やジューシーさを感じられ、各地の産直では毎年人気を誇る品種です。
「味来」には、超密植栽培が可能な「味来7000」のほか、「14」「風神138」「ホワイト」などのいくつかの改良型があります。
実際に育ててみましたが、甘さだけでなく香りやみずみずしさのバランスが良く、とても美味しかったです!
4.丈夫で倒れにくい「ゴールドラッシュ」
トウモロコシは、背丈が伸びるため強風の影響を受けやすい野菜です。
そこで風の強い地域では、根の張りが強い「ゴールドラッシュ」という品種がおすすめです。
苗は太く丈夫に育つため、多少の風では倒れにくいのが特徴です。
ゴールドラッシュは糖度が18度前後と、他の品種よりも甘く皮が薄いので、生でも美味しく食べられます。
5.粒が大きいビッグサイズ「おおもの83」
ビッグサイズのトウモロコシを目指すなら、「おおもの83」がおすすめです。
皮付き穂の重さは500gを超えるものもあり、収穫のし甲斐があります。
「おおもの83」は、初代の品種「おおもの」が苦手としていた低温環境での栽培が可能になり、改良されて育てやすくなっています。
北海道や北東北の地域での栽培が人気で、幅広い地域に適応しているのも魅力です。
6.背丈が低いので収穫しやすい「ランチャー82」
トウモロコシの草丈の大きい品種で2mを超えることがあるなか、
「ランチャー82」は草丈1.6mとコンパクトに成長するのが特徴です。
背が低いぶん倒れにくく、収穫もしやすいというメリットがあります。
粒が大きいため実の水分が逃げにくいことから、スーパーなどの店頭に並びやすい品種です。
7.生で食べられるトウモロコシの品種3つ
生で食べられるトウモロコシの代表的な品種は、こちらの3つです。
・味来(みらい)
・ゴールドラッシュ
・ピュアホワイト
味来とゴールドラッシュはすでに記事内でご紹介しており、
糖度が高くて粒が柔らかいため、生で食べる品種として人気が高いです。
「ピュアホワイト」も同様に、皮がやわらかくて甘味が強いので生でも食べられます。
▽ピュアホワイト
生で食べられるトウモロコシは、サラダや冷製スープにするほか、茹でるとより甘味を感じられて口当たりも良くなるため、火を通した食べ方もおすすめです。
【色別】珍しいカラーのトウモロコシのおすすめ品種
バイカラーのトウモロコシも近年人気が高まっています。
しかし見た目はおしゃれでも、「想像と味が違っていた…」というケースも多いため、
いくつかおすすめの品種をご紹介しますので、まずは育てる前に食べてみることをおすすめします。
この記事を通して、お気に入りのトウモロコシの品種が見つかることを願っています!
1.バイカラーのおすすめ品種
トウモロコシの黄色と白の品種をかけ合わせて作られた「バイカラー種」。
一般的に、黄色3に対して白1の割合で色がつくられている品種が多いです。
バイカラーの品種には以下が挙げられ、数はとても多いです。
・歩味(あゆみ)
・ドルチェドリーム
・カクテル
・ハニーバンダム
・ピーターコーン
・甘々娘(かんかんむすめ)
・ゆめのコーン
・アンサンブル
・ウッディコーン
気になる品種をクリックして、詳細を確認してみてくださいね。
▽歩味(あゆみ)
▽ドルチェドリーム
2.白色のトウモロコシのおすすめ品種
トウモロコシの実がすべて白い品種を「白粒種(はくりゅうしゅ)」と呼びます。
黄色の「黄粒種」、黄色と白の「バイカラー種」に続いて、「白粒種」は比較的新しく開発された種類です。
白いトウモロコシは生で食べられる品種が多く、糖度が高くて皮がうすくて柔らかいという特徴があります。
しかし一方で、鮮度が落ちやすいためにスーパーなどの店頭にあまり出回りません。
そんな珍しい白色トウモロコシの代表的な品種は、こちらです。
・ピュアホワイト
・ホワイトショコラ
・白くまコーン
・雪の妖精
・もきっこ
▽ピュアホワイト
▽雪の妖精
3.紫色・赤色のトウモロコシのおすすめ品種
粒が紫色や赤色をしており、もっちりとした歯ごたえが特徴的な「紫トウモロコシ」。
紫色・赤色の成分には、抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富に含まれています。
黄色や白色のトウモロコシと比べると、甘みやみずみずしさは少ないですが、
食べ応えのある食感と旨味のバランスが特徴的です。
そんな少々珍しい紫色・赤色のトウモロコシの品種は、数が少ない貴重な存在です。
・もちもち太郎パープル
・大和ルージュ
▽もちもち太郎パープル
▽大和ルージュ
炊き込みご飯に入れて色付けをしたり、スープやスイーツに入れれば鮮やかな色を楽しめます。
栽培時は、根の張が良いために倒れにくいですが、草丈は他の品種よりも高くなる点に注意が必要です。
まとめ
この記事では、育てやすいトウモロコシの品種と色別のおすすめ品種をご紹介しました。
トウモロコシの歴史は深く、現在では様々な品種が改良されて生まれています。
甘さを追求した品種、色を重視した品種、大きさや食感まで様々な特徴から選ぶことが可能です。
また、トウモロコシを栽培する場合でも、遅まきできるものや背丈が低く収穫しやすい品種などもあります。
この記事を通して、栽培したい品種が見つかることを心より願っています。
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