こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
家庭菜園で育てる人気の夏野菜「枝豆」。
枝豆を育てる過程で、「摘心をした方がいい」という話を聞きますが、
「どこを摘心すればいいの?」
「いつどのタイミングで摘心する?」
と悩みますよね。
そこでこの記事では、摘心のやり方とタイミングについて写真付きでご紹介します。
枝豆の摘心方法がわかりますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも摘心とは?
そもそも摘心とは、苗の先端を切ることです。
摘心の目的は、切り口付近から新たに「わき芽」を開花させ、丈夫な苗に育てるためです。
全体に栄養がいきわたるため、収穫量が増えるメリットが期待できます。
では、枝豆の摘心はどこを切れば良いのでしょうか。
どこを切る?枝豆の摘心のやり方
枝豆の摘心は、こちらの画像のように苗の先端をハサミで切り落とします。
手で摘み取ることもできますが、切り口が広がる可能性があるのでハサミを使うことをおすすめします。
また、切り口から雑菌が入ると病気にかかるため、以下のポイントを守ります。
枝豆の摘心の注意点
- 清潔なハサミを使用する
- 雨の日は行わない
- 晴れた日の午前中に行う
雨が降ると雑菌の繁殖が増えやすいため、晴れている日に行います。
夏の暑い時間帯に摘心をすると苗が弱りやすいため、午前中の涼しい時間帯がベストです。
いつが最適?枝豆を摘心するタイミング
枝豆を摘心するタイミングは、こちらの画像の頃です。
主軸から枝が左右あわせて5~6節出た頃に行います。
摘心の時期が早いと、苗が幼いために弱りやすいので注意が必要です。
また、大きく成長した苗で摘心を行うと、効果が表れにくいです。
写真のような苗の大きさを目安に摘心をしてみてください。
枝豆の摘心のあり・なしを比較してみた
「枝豆は摘心をした方がよい」と言われますが、これは本当でしょうか。
枝豆の摘心の効果がどれほどあるのか気になり、実際に比較をしてみました。
比較した際の条件は以下の通りです。
- 同じ時期に種をまく
- 同じ畑・同じ畝で育てて栽培条件を同じにする
- 同じ品種の種を使用
それでは、摘心をした枝豆と、摘心をしない枝豆の違いを写真つきでみていきましょう。
摘心をしていない枝豆の苗
まずは、摘心をしなかった枝豆の苗から見ていきます。
摘心をしていない枝豆は、主枝に対して左右均等に1本ずつ枝が伸びていました。
その他の苗も同様に、主枝から枝が伸びています。
葉は大きく広がっていますが、見た目はひょろひょろとした印象を受けますね。
摘心をした枝豆の苗
次に、摘心をした枝豆の苗を見ていきましょう。
同じ時期に種をまき、同じ条件下で育てたものの、摘心をした苗は葉の数が多いのが印象的です。
さらに近くで見ると、摘心をした周辺から複数の枝が出ていることが分かりました。
摘心をした苗は、枝の数が多いぶん、葉の数も多く見られます。
【結論】枝豆の摘心はした方がよいが、しなくても元気に育つ
結論として、摘心をした枝豆は摘心をしない枝豆よりも元気に育つことが分かりました。
大きな違いは、枝の数です。
摘心をしていない枝豆は、主枝から均等に枝が伸びているのに対して、
摘心をした枝豆は、摘心をした周辺から複数の枝が伸びたことにより、葉が増えて元気に見えました。
枝豆の摘心は必須ではない
とはいえ、枝豆の摘心は必ずしも必要ではありません。
摘心をせずに育て、収穫をする方も多いです。
現に大規模栽培をされる方などは、一つ一つ摘心をしていると手間がかかるため、摘心をせずに育てることも多いです。
ただ、今回のように摘心のメリットもあるので、
「少しでも収穫量を増やしたい」
「枝豆の摘心をやってみたい」
そんな方はぜひ摘心を試してみてくださいね。
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