家庭菜園でトマト・ミニトマトを栽培する方法!栄養素や保存方法も解説

トマト・ミニトマトの栽培方法 家庭菜園

こんにちは!家庭菜園で暮らすKUMAです。

家庭菜園でトマトを育てるとなると、

「トマトの栄養素は?」
「トマトはどうやって育てるの?」
「トマトの保存方法は?」

など、トマトの栄養素や栽培方法が気になりますよね。

そこで今回は、手順の写真付きでトマトの栽培方法をわかりやすく解説しています。

家庭菜園ではじめてトマトを育てる方でも、失敗なしにトマトを育てる方法が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

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トマト・ミニトマトは栄養が豊富な食材

トマトの原産地は、アルパカやウユニ塩湖が有名な南アメリカのアンデス高原です。

日本では「トマトが赤くなると医者が青くなる」とう格言があるほど、栄養価が高い野菜として知られています。

そんなトマト・ミニトマトが持つ代表的な栄養素は、以下の通りです。

代表的な栄養素 期待できる効果
リコピン カロテノイドの一種・抗酸化作用を持つ
ルチン フラボノイドの一種で抗酸化作用・血流改善・毛細血管の強化を期待できる
ビタミンC・β-カロテン 風邪予防・粘膜や皮膚の強化を期待できる
ピラジン 血流をサラサラにする効果を期待できる
カリウム 高血圧予防を期待できる

トマトの赤い色素成分である「リコピン」は、強力な抗酸化作用を持ち、アンチエイジングや動脈硬化の予防が期待できます。

また、リコピンは加熱によって細胞壁が壊れるため、油と一緒に熱すると吸収率が3~4倍にもアップすると言われています。

そのほかにも様々な効果が期待できる、栄養価が豊富な夏野菜です。

トマトはナス科の植物

トマトは何科の植物か気になりますよね。

トマトは、ナスやピーマン、ジャガイモと同じナス科の植物です。

さらに細かく分類すると、トマトは「ナス科・ナス属・トマト」と定義されています。

家庭菜園でトマト・ミニトマトを栽培する方法

トマト・ミニトマト 栽培

ここからは、トマト・ミニトマトの栽培方法をご紹介します。

栽培の流れは、以下の通りです。

【トマト・ミニトマト栽培の流れ】

  1. 土を作る
  2. 苗を選ぶ
  3. 畑に苗を植える
  4. 本支柱を立てる
  5. 根付くまで水をやる
  6. わき目を摘む
  7. 誘引する
  8. 追肥を行う
  9. 摘果する
  10. 収穫する

それでは、詳しく見ていきましょう。

1.土を作る

まずは、畑の土を整えます。

【土を作る手順】

  1. 雑草を取る
  2. スコップで掘り返しながら、小石を取り除く
  3. クワで土の層を細かくする
  4. 定植2週間前に苦土石灰を土に混ぜる
  5. 定植1週間前にたい肥肥料を土に混ぜる
  6. 畝(うね)をつくりマルチシートを張る

まずは、雑草や小石を取り除いて土を耕します。

さらに定植する2週間前以上に苦土石灰を、1週間前に堆肥と肥料を、時期をずらして土に混ぜます。

この時、苦土石灰を肥料や元肥と同時に使用してしまうと化学反応が起こり、アンモニアガスが発生してしまうので、時期をずらして使用します。

 

ただし、「有機石灰」や「もみ殻くん炭」の場合は、肥料や元肥と同じタイミングで使用できます。

 

石灰の種類や特徴については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

待たなくていい!すぐに使える石灰の種類、知っていますか?

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2.トマト・ミニトマトの苗を選ぶ

トマト・ミニトマト 栽培

土を整えたら、ホームセンターやネットなどでトマトの苗を購入します。

約4月~6月頃、各地のホームセンターでは、写真のように品種別に苗を販売していることが多いです。

トマト・ミニトマト 栽培

苗を選ぶときは、蕾があり、開花直前の元気なものを選びましょう!

また、過去の経験から、育てやすくて美味しい品種・人気の高い品種は、他の品種よりも早く売り切れる傾向が見られます。

気に入った苗を見つけたら、売り切れる前に計画的に購入すると良いでしょう。

トマトの苗の品種は豊富!じっくり比較して選ぼう

トマトは品種改良が進んでおり、様々な特徴を持つ苗が発売されています。

品種によって「害虫に強い」「甘くて美味しい」などの様々な特徴があるため、じっくり比較して選びましょう。

トマト・ミニトマト 栽培

家庭菜園を楽しむためにも、1種類に限定せずに、複数の品種を育ててみるのもおすすめです。

ちなみに筆者が1年で植えたトマトの品種は、こちらです。一つの例として参考にしてください。

【筆者が1年で植えた苗まとめ】

 

  • トマト:病気に強く作りやすい「甘太郎」
  • トマト:着果の良い家庭菜園向きの完熟トマト「ホーム桃太郎」
  • ミニトマト:作りやすく皮が柔らかい「ミニキャロル」
  • ミニトマト:甘くて鮮やかな黄色の「イエローミミ」
  • ミニトマト:細長いプラム型で果肉が厚い「アイコ」

それぞれの種類を1~2本、合計6本の苗を家庭菜園で育てました。

同じトマトという野菜でも、品種によって味や色が大きく異なるため、様々なトマトを楽しめました。

3.畑に苗を植える

トマトの苗は、早い時期に植えると寒さで苗が痛んでしまい、成長を妨げてしまいます。

そのため、十分に気温が上がる5月の大型連休以降に苗を植えるようにましょう。

株間は50㎝~60㎝あけて、やや浅めに苗を植えます。

成長を長持ちさせるなら、寝かせて植える

トマトの苗の成長を長持ちさせる場合には、寝かせて植える方法がおすすめです。

寝かせ植えの手順は以下の通りです。

【寝かせ植えの手順】

  1. 株間は50㎝~60㎝あけて手で穴を掘る
  2. 苗を寝かせて植えた時に先端が地面に触れないよう、穴の底に傾斜をつける
  3. ポットのまま苗を穴へ入れ、角度や深さを調節する
  4. 穴に水を注ぐ
  5. 水が引いたらポットから外した苗を植え付け、上から軽く土をかける
  6. 上から水をたっぷりかける

寝かせ植えした先端が真上に向かって伸びていきます。

支柱を立てることを想定して、植える向きに注意しましょう。

仮支柱や風よけを立てて、苗の成長をサポートしよう

トマト・ミニトマト 栽培

トマトの苗が小さく、根付くまでの期間は、仮の支柱や風よけを付けてあげると安心です。

その理由は、強風や雨で苗が折れることがあるためです。

仮の支柱には、割りばしや細い竹、小枝などが向いています。

風よけには、雨に強いビニール素材の袋が適しており、使い切った肥料や堆肥などの袋を活用すれば、無駄なく低コストで作れるのでおすすめです。

4.本支柱を立てる

トマトの苗が成長して約20日頃、本葉が10枚ほどついたら本支柱をたてます。

仮の支柱を付けている場合はここで外し、本支柱に差し変えます。

支柱の組み立て方は様々ありますが、一般的に多いのは、クロスをして組み立て、先端に1本置いて結ぶ方法です。

トマト・ミニトマト 栽培

【失敗談】マルチシートを掛けたら根腐れを起こした…

トマトは比較的乾燥している場所を好み、水分が少ない環境でも成長する傾向があります。

そのため、保温・外注から根を守るマルチシートをかけてトマトを育てたところ、根腐れを起こしました。

数日間、雨が続いたことが原因で、葉にカビが生えたため気づきました。

対処法として、すぐにマルチシートを剥がして土を乾燥させたことで、成長が回復しました。

5.根付くまで水をやる

苗植えを行ったあとは、根が土に定着するまでの数日間、土が乾燥したら水やりを行います。

ただし、根が定着したら水やりは不要です。

(プランターで育てる場合は、土が乾いたら水やりをしてください。)

トマトは湿度の高い土を嫌いますので、多湿にならないよう注意が必要です。

6.わき目を摘む

トマトのわき目を全て取り除きます。

【わき目を摘むポイント】

  • わき目は小さいうちに摘み取る
  • わき目かきは晴れた日に行う
  • 指でつまんで摘み取る
  • ハサミを使う場合は病気感染を防ぐため消毒して行う

わき目が大きくなると栄養が分散されてしまうので、小さなうちに摘み取ります。

また、湿度の高い日にわき目をかくと、摘み取った場所から病気が発生しやすいので、晴れた日に行いましょう。

わき目が大きくなると手では折れず、ハサミが必要になるケースが多いですが、病気感染を防ぐためにも消毒をしておくと安心です。

トマトのわき目はどこ?

トマトのわき目は、主枝とその葉の間から成長した枝を指します。

具体的には、写真の赤い枠で囲んだ部分です。

トマト・ミニトマト 栽培

成長のスピードが速く、数日であっという間に大きくなります。

こまめに観察して、気づいたらその都度わき目を摘んでいきます。

7.誘引する

枝が成長したら、本支柱に沿って紐で誘引します。

この時、紐を8の字に交差させたうえで、支柱との間に空間を空けて結びます。

トマト・ミニトマト 栽培

支柱と一緒に強く結んでしまうと、成長する過程で枝が折れてしまったり、枝が痛んでしまいますので、きつく結ばないよう注意してください。

8.追肥を行う

植え付けの1ヶ月後から2~3週間おきに、追肥を行います。

追肥の目安は、1㎡あたり40~50gです。

肥料をあげすぎると、葉や茎ばかりが大きく育つ「蔓ボケ」が起きて果実の成長が遅れるため、肥料の与えすぎには注意しよう。

 

化学肥料を撒いた後は、肥料と土がよく混ざるように、クワで軽く土を耕します。

9.摘果する

トマト・ミニトマト 栽培

美味しい果実を実らせるために、摘果を行いましょう。

果実の大きさが小さいもの、形の悪いもの(奇形果)を中心に摘果してください。

大玉トマトの場合は、一房に6個以上の果実が付いていたら、4~5個に減らします。

また、十分な栄養を行き渡らせるために、主枝が支柱の先端まで成長したら、枝の先端を摘心するのも有益です。

鳥から実を守るには「収穫ネット」を活用する

果実を守るには、収穫ネットを使うのがおすすめです。

せっかく色づいた果実でも、鳥に食べられたり突かれたりして、収穫できないことがあります。

鳥類から実をつつかれるのを防ぐには、収穫ネットなどで実を守るのがおすすめです。

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10.収穫する

トマト・ミニトマト 栽培

大きく赤く熟した果実を収穫します。

開花からおよそ40~60日が収穫時期の目安です。

果実を手で持ち、ヘタの上の部分を折り曲げると、節の部分から簡単に取れます。

また、ハサミを使用して、ヘタの部分を切り取ってもOKです。

茎葉ばかり成長して実が付かないのはなぜ?

トマト・ミニトマト 栽培

受粉が正しく行われていないためです。

一般的にトマトの受粉は自然に行われるため、人工的に行う必要はありません。

しかし、日照不足や気象変動、育成初期の高温時などが原因で、受粉が適切に行われないことがあります。

受粉がされない場合、茎や葉ばかりが成長して実が付かない「蔓ぼけ」の現象や、落花が目立つなどの症状が現れます。

人工授粉の方法①

人工授粉をする場合、第一花が咲いたら支柱を軽く叩いてください。

株全体を揺らし、花粉を飛ばして受粉を促します。

人工授粉の方法②

ホルモン剤を使用する方法もあります。

花粉に散布し、受粉を促進させるホルモン剤「トマトトーン」が有名です。

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花以外にホルモン剤がかかると悪影響を及ぼすため、ゴムあるいはビニール手袋で葉を覆うようにして、散布してください。

トマト・ミニトマトの保存方法

トマト・ミニトマト 栽培

ここでは、トマトの保存方法をご紹介します。

まずは、保存容器の底に柔らかいシートを敷きます。

その上に、トマトのヘタを下にして並べて、冷蔵庫で保管すればOKです。

青いトマト・ミニトマトの保存方法

新鮮で青みの残っているトマトは、冷蔵庫には入れずに常温保存をおすすめします。

常温で置くことで、トマトが追熟するためです。

徐々に赤みが増しますが、追熟してすぐに使わない場合は、冷蔵庫で保管しましょう。

トマト・ミニトマトを冷やしすぎると霜焼けするので注意

トマトは冷やしすぎると霜焼けしてしまうので注意が必要です。

トマト・ミニトマト 栽培

古い冷蔵庫は、冷蔵室の位置によって温度差がありますよね。

 

冷風近くの場合、冷凍庫のように食材が凍ることがありました。

 

トマトは水分の多い食材なので、古い冷蔵庫をお使いの場合は、置き場所に注意です。

トマトが霜焼けすると味が落ちるだけでなく、果肉が柔らかくなり、食感も劣化してしまいます。

霜焼けを起こさないためにも、野菜室で保存するようにしましょう。

まとめ

今回は、トマト・ミニトマトを家庭菜園で育てる方向けに、栽培方法をご紹介しています。

栽培の手順は、写真付きでわかりやすく解説しています。

また、家庭菜園ではじめてトマトを育てる方でも、失敗なしにトマトを育てる方法が分かりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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