
こんにちは!家庭菜園で暮らすKUMAです。
夏の夕方に白い儚げな花を咲かせる夕顔。
かんぴょうの原料でもあり、源氏物語の登場人物としても有名です。
そんな夕顔を家庭菜園で育てるとなると、
「栽培に適した環境は?」
「夕顔はどうやって育てるの?」
「雌花と雄花の違いは何?」
このような悩みを抱える方も多いかと思います。
そこでこの記事では、夕顔栽培に適した環境、育て方、雌花と雄花の違いを解説しています。
写真つきで解説していますので、初心者の方でも分かりやすいです。
夕顔の育て方が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
夕顔の栽培に適した環境は?収穫時期や栽培期間も
夕顔は、このような特徴を持つ夏の野菜です。
【夕顔の特徴】
- 夕顔の原産地は北アフリカ
- 20℃~30℃の温暖地を好む
- 苗植えから60日~70日で収穫
- 種まき&苗植え:4~5月、収穫時期:7~9月
夕顔は北アフリカを原産地とし、平安時代に中国から日本へ伝わったと言われています。
育成に適した環境は20℃~30℃の暖かい気温で、成長するに連れてつるが伸びるため広い土地が必要です。
4~5月に種を撒き苗を植え、7月~9月に収穫時期を迎えます。
品種によっても異なりますが、収穫時期は苗植えから約60日~70日が目安です。
受粉が必要!夕顔の栽培方法を写真付きで解説
ここからは実際に、夕顔の育て方を写真付きでご紹介します。
夕顔の栽培手順は、以下の通りです。
【夕顔の栽培手順】
- 土を作る
- 苗を植える
- 支柱と風よけを立てる
- 摘心する
- 追肥を行う
- 人工受粉をする
- 夕顔を収穫する
それでは順に見ていきましょう。
1.土を作る
まずは、夕顔を植える土を作りましょう。
【土を作る手順】
定植する2週間前以上に苦土石灰を、1週間前に堆肥と肥料を、時期をずらして土に混ぜます。

この時、苦土石灰を肥料や元肥と同時に使用してしまうと化学反応が起こり、アンモニアガスが発生してしまうので、時期をずらして使用します。
石灰の種類や特徴については、こちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
土づくりに必要な道具
2.苗を植える
夕顔が成長すると蔓や葉が大きく広がるため、1株あたりの株間を80㎝以上あけて、余裕をもって植えます。
マルチシートに穴を空け、根を傷つけないように丁寧にポットから苗を植え替えます。
夕顔は、日当たりの良い場所を好み、寒さに弱いため、なるべく日向に植えてください。
3.支柱と風よけを立てる
夕顔は上へ上へと伸びる性質があるため、株が小さいうちは、強風や雨などで倒れてしまう危険性があります。
そのため、支柱と風よけを立てて、苗を守っておくと安心です。
使い切った肥料や堆肥などの袋を活用すれば、風よけを作ることが可能です。
支柱には、太くて頑丈で長さのある棒を使用してください。
夕顔は人の身長以上に伸びる上、実の重さはとても重いため、短くて細い棒では支柱としての役目を果たせないからです。
地面にはわせて育てる方法もある
支柱を立てずに、地面にはわせて育てる方法もあります。
果実の重さで支柱が倒れたり、つるの伸ばす方向を心配する必要がありません。
ただし、葉や果実が土に触れてしまうと、病気が発生したり雨で苗が腐るため、必ずもみ殻や藁を敷いてください。
大量のもみ殻と藁が必要になるため、材料と場所の確保をしたうえで育てましょう。
4.摘心する
親づるの葉が5~6枚を超えたら、親づるの5節ほどの場所で摘心(先端を摘み取ること)をします。
すると、葉の付け根から「子づる」が生え、さらに「孫づる」も生えてきます。
育成のよい「子づる」を3~4本残し、その他の子つると孫づるは全て摘み取ってください。
子づるに着果したら、あとはそのまま育て続ければOKです。
5.追肥を行う
一番花が咲いたら追肥を行います。
その後は、育ちの状況を見てもしも元気がなければ、2週間おきに追肥をします。
6.人工受粉をする
雌花と雄花が咲いたら、人工受粉を行います。
雄花の花びらを取り除き、雌花の花粉に優しく数回こすりつけます。
受粉は晴れた日に行います。その理由は、花粉の付着率が高まり、受粉の成功率も上がるからです。
また、夕顔の花は夕方5時頃に咲くことに注意してくださいね。
7.夕顔を収穫する
夕顔の実が付いたら、清潔なハサミで切り落とします。
ハサミが汚れていると、切り口から病気が感染してしまうため、清潔なものを使いましょう。
実が40㎝~70cmに成長したら収穫時期のサイン
夕顔の実の収穫時期は、40㎝~70㎝に成長した頃です。
花が咲いて受粉をしてから、約2~3週間ほどで収穫時期を迎えます。
【収穫時期の夕顔|58㎝】
また、果実の表面にある産毛が取れたら収穫時期との判断もできます。
産毛がとれた後でも、果実の表面に爪で傷がつく頃まで収穫することが可能です。
違いが分かる!夕顔の雌花と雄花の見分け方を写真付きで解説
ここでは、夕顔の雌花と雄花の写真を順にご紹介します。
花の特徴や、それぞれの違いなどが分かりますので、ぜひご覧くださいね。
夕顔の雌花|花や裏から見た特徴
まずは夕顔の雌花から見ていきましょう。
夕顔の雌花は、5枚の花を持ち、柱頭は黄色くむき出しになっています。
柱頭の表面はねばねばとしていて、雄しべが付きやすくなっているのも特徴です。
また、花の下には夕顔の実をつけています。
受粉する前の状態ですが、実が付いていることがはっきりと見て取れる大きさです。
花が枯れると花弁は茶色に変色し、やがて落ちます。
このように見ると、夕顔の雌花には実がついていることがはっきりとわかります。
一方で、夕顔の雄花に果実は付いていません。
実際に見ていきましょう。
夕顔の雄花|花や裏から見た特徴
夕顔の雄花は、真正面からみると5枚の白い花びらを持ちます。
雌花との違いは、花の中心に雄しべがあることです。
そして、夕顔の雄花を後ろから見ると、実がついていないことが分かります。
がくの下は膨らんでおらず、しゅっとしたままの細い茎です。
こちらは、花が咲く前の夕顔の雄花です。
実が付いていないことがはっきりと見えるので、雌花との違いがよくわかります。
夕顔の雌花と雄花の違いまとめ
夕顔の雌花と雄花の違いをまとめました。
【夕顔の雌花と雄花の違い】
- がくの下に実が付いているのが雌花
- 柱頭が黄色くむき出しているのが雌花
- どちらも5枚の白い花を持つ
夕顔の雌花も雄花も、どちらも5枚の白い花を持ちます。
しかし、実をつけていて柱頭がむき出しているのが雌花で、実をつけていないのが雄花という違いがあります。

夕顔の花言葉は、「魅惑のひと」「罪」「はかない恋」「夜の思い出」などです。
これらの中には、源氏物語に登場する「夕顔の君」を由来とする言葉もあります。
まとめ
この記事では、夕顔の栽培について詳しく解説しています。
【この記事で分かること】
- 夕顔栽培に適した環境
- 夕顔を育てる手順
- 夕顔の雄花と雌花の見分け方
初心者の方でも分かるように、写真付きで詳しく解説しています。
夕顔の成長は毎日変化があり、とても面白いですので、ぜひ栽培されてみてくださいね。
夕顔を使ったレシピは、こちらの記事が参考になります。あわせてご覧ください。