こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
かぼちゃの実は、雄花(おばな)と雌花(めばな)の受粉が成功して大きくなります。
自然界の虫が受粉してくれることも多いですが、
確実にかぼちゃの実を付けるなら人工受粉がおすすめです。
そこでこの記事では、かぼちゃの人工受粉のやり方を画像付きでご紹介します。
かぼちゃの雌花・雄花の違いや注意点も載せていますので、ぜひ参考にしてください。
かぼちゃの受粉は人工受粉がおすすめ
かぼちゃは受粉をして実を付ける野菜です。
言い換えれば、必ず受粉をしなければかぼちゃの実はできません。
自然界の虫が活動的な時期は、ミツバチや蝶々などの虫が自然に受粉をしてくれます。
しかし、虫が少ない時期は受粉の確率が下がるため、人間が「人工受粉」をおこないます。
まず確認!かぼちゃの雄花・雌花の見分け方
かぼちゃの受粉は、雌花と雄花を使います。
そのため、まずはかぼちゃの雄花と雌花の違いを確認しておきましょう。
雄花(おばな)⇒実が付いていないもの
雌花(めばな)⇒花の下に実が付いているもの
花の下に実がついているかを見ると、簡単に見分けられるようになります。
雄花と雌花の違いが分かりましたので、次に人工受粉のやり方を見ていきましょう。
かぼちゃの人工受粉のやり方を画像付きで解説
ここからは実際に、画像付きでかぼちゃの人工受粉のやり方をご紹介します。
人工受粉の手順は、こちらの通りです。
【かぼちゃの人工受粉のやり方】
- 雄花を摘み、花びらを取る
- 雌花に雄花の花粉を付ける
写真付きで詳しく解説していきます。
人工受粉の手順1.雄花を摘み、花びらを取る
雄花の根本を清潔なハサミで切ります。
雄花に付いている花びらは、受粉の際にじゃまになるので手で優しく、全て取り除きます。
人工受粉の手順2,雌花に雄花の花粉を付ける
柱頭をむき出しにした雄花を、雌花のなかにある花粉にこすり付けます。
(※こちらは他のウリ科の人工受粉の様子ですが、かぼちゃの場合もやり方は同じです。)
蕾や萎れている花よりも、満開に咲いている雌花の方が受粉率は高いです。
そのため、花が元気に咲いている雌花を選び、受粉をするようにしてみてください。
【補足】かぼちゃの人工受粉は綿棒を使ってもOK
かぼちゃの人工受粉は綿棒などの道具を使ってもOKです。
使い方は、こちらの写真のように雄花の花粉を雌花に道具を使ってこすり付けます。
野菜専用の受粉アイテムもありますので、受粉率を高めたい方は活用してみてください。
かぼちゃの人工受粉で注意したい4つのこと
かぼちゃの受粉を人工的にしても、100%成功するわけではありません。
受粉時の条件が悪ければ、受粉が成功しないケースがあります。
そこで最後に、かぼちゃの人工受粉で気を付けたいことをご紹介します。
・雨の日は避けること
・午前中の涼しい時間帯に行うこと
・開花している元気な花を選ぶこと
・ハサミは消毒した清潔なものを使うこと
花粉が濡れていると、受粉の成功率が下がってしまいます。
そのため、雨が降っている場合や前日雨が降り濡れている場合には、受粉を避けます。
雄花を切る際に切り口から雑菌が繁殖しやすいことからも、雨の日の受粉はおすすめできません。
また、人工受粉をする花は開花している元気のよい花を選びましょう。
開花前の蕾や、開花おわりの萎れた花は受粉率が下がるので、なるべく避けてください。
まとめ
かぼちゃが実を付けるには、受粉が必要です。
昆虫による自然受粉も可能ですが、受粉の成功率を高めるなら人工受粉がおすすめです。
この記事では、かぼちゃの人工受粉のやり方を画像付きでご紹介しました。
雌花と雄花の見分け方や、人工受粉をするときの注意点も載せています。
この記事を参考に、かぼちゃの人工受粉をぜひ試してみてくださいね。
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