きゅうりの種の取り方を写真付きで解説!自家採種に役立つおすすめ本もご紹介

きゅうりの分かりやすい種の取り方を写真付きでご紹介

こんにちは!家庭菜園で暮らすクマです。

家庭菜園で育てたきゅうりから種を取れたら、効率が良いですよね。

種を買う必要がなくなるのでコスパが良く、一から育てた野菜はより一層愛情が深まります。

ただ、きゅうりの種の取り方はポイントを知らないと難しいので注意が必要です。

そこで今回は、きゅうりの種を取るやり方とコツをご紹介します。

初めての方でも分かりやすいように写真を載せました。ぜひ参考にしてください。

タネ取りに向いているきゅうりの特徴3つ

種を取るきゅうりは何でも良いわけではなく、適した実を選ぶ必要があります。

タネを取るきゅうりは、以下の条件で決めます。

タネを取るきゅうりの特徴

・熟れた実を選ぶこと

・形の良い実を選ぶこと

・腐ったり病気になっていない丈夫な実を選ぶこと

形の良い元気な実を選ぶことは、次世代の実の付きの良さにも関わります。

また、十分に熟れた実は、未熟な実よりも発芽率が高まります。

熟した実を作るには、食べ頃の時期に収穫をせずに放置をすることで仕上がります。

タネ取りに適したきゅうりの写真

こちらの写真は、もともと緑色のきゅうりが熟れて黄色に変色し、肥大化したものです。

【タネ取りに適したきゅうり】

きゅうりの種の取り方

十分に熟された実はとても固く、タネ取りには向いていますが食用には向いていません。

熟成させるにと苗に負担がかかるので注意

実を熟して肥大化させると、それだけ苗に負担がかかるので、注意が必要です。

他のきゅうりに栄養がまわるよう、収穫期を避けることも大事です。

また、タネ取り用の苗を決めて、タネを取る実だけを集中して育てる方法もおすすめです。

ちなみに私は、収穫期の終わり頃に元気の良い実を1つ選び、他の実は小さいうちに収穫をしてなるべく肥大化させないことを意識して育てていました。

タネ取りに適したきゅうりのサイズ・大きさ

タネ取りに適したきゅうりの大きさは、品種によって異なります

こちらは、皮が緑色でいぼの先が白い「白いぼきゅうり」の品種を熟成させたものです。

きゅうりの種の取り方

実際に手に持ってみるとかなり大きく、ずっしりとした重さも感じられました!

長さを測ると・・・

きゅうりの種の取り方

長さは約40cmまでに及ぶことがわかります。

かなり長いね~!きゅうりというよりズッキーニみたいだね!

食用で収穫する長さは約20㎝ほどなので、熟す過程で2倍のサイズに成長したようです。

きゅうりの種の取り方!ステップ3つ

タネ取りに向いているきゅうりが分かったところで、種の取り方も見ていきます。

きゅうりの種の取り方は、こちらの3ステップで行います。

きゅうりの種の取り方

1.きゅうりの種を実から取り出す

2.袋に入れて2~3日発行させる

3.水洗いをして、底に沈んだ種を10日干す

それでは、知っておきたいポイントも交えて詳しく見ていきます。

ステップ1.きゅうりの種を実から採り出す

まずは、きゅうりの種を取り出します。

こちらは撮影用に包丁でスパンと切りましたが、種も切れてしまうのでおすすめできない切り方です!

きゅうりの種の取り方
切り方のポイント

種を切らないように皮に切り込みを入れ、手で割るのがポイントです。

包丁を使うと種まで切れてしまいますが、手で割ると種のまわりのワタが切れるので種が残ります。

固くて割りづらいケースもありますが、なるべく手を使うようにしてみてください。

ステップ2.袋に種を入れて2~3日発酵させる

清潔な袋に、ステップ1で集めた種を入れます。

袋に種を入れて2~3日発酵させると、種のまわりに付いているゼリー状のものが取れやすくなります。

また、発酵させることで病気などの雑菌も取り除いてくれる効果が期待できます。

発酵時のポイント

袋のなかに水が入ると種が発芽するため、水は入れないように注意してください。

ステップ3.水洗いをして、底に沈んだ種を10日干す

袋で発酵させたタネを取り出して、水洗いをします。

この時、水に入れて底に沈んだ種を次の種まき用にします。

採種したタネを約10日ほど乾燥させれば、完成です。

自家採種に役立つおすすめ本

最後に、私が自家採種で実際に参考にしている本を2冊ご紹介します。

どちらもカラーの写真付きで野菜の種の取り方が分かりやすく解説されています。

また、農家さんの種の取り方も紹介されているので、とても参考になりました!

これから自家採種を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回は、きゅうりの種の取り方を写真付きでご紹介しました。

タネ取りに適したきゅうりの実は、人が食べる収穫期のものではなく、熟成されて固くなったものを選びます。

若い実は発芽率が落ちるため、しっかり熟成させるのがポイントです。

また、種を取るときは注意点を知っておくことで、成功率がぐんと高まります。

詳しいポイントもご紹介しましたので、ぜひ自家採種にチャレンジしてみてくださいね。

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