こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
野菜づくりの本を読むと、聞きなれない専門用語が頻繁に見られます。
今回は、知っておくと役立つ用語を5つピックアップしました。
栽培知識を深めることにも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。
知っておきたい!野菜づくりで役立つ用語 no.1~5
「専門用語が分からない」
「理屈は分かるが用語は知らない」
そんな言葉をいくつかピックアップをしてご紹介します。
新しい言葉に出会えたり、栽培知識を深めるヒントになれば嬉しいです。
それでは、見ていきましょう。
用語1.「石ナス」
ナスの実を手で触ると、まるで石のようにカチカチに固いものがあります。
これを「石ナス」といいます。
石ナスができる原因は、低温により受粉不良がおき、大きくならずに石のような固さになるためです。
収穫期の後半にあらわれやすく、食べられますが味は劣ります。
ホルモン剤を活用することで、受粉の成功率が高まる。
用語2.「忌地(いやち)」
同じ場所で同じ種類の栽培を続けた場合、その野菜の収穫量は減少していきます。
この現象を「忌地(いやち)」といい、連作障害とも言い換えられます。
同じ土地で連作をすると、土中栄養分のバランスが崩れたり、微生物が偏ったり、有害成分が悪影響を及ぼすなどの症状があらわれます。
用語3.「ウイルス病」
ウイルスとは一種の病原体で、病害の種類や症状はさまざまあります。
アブラムシなどの害虫、カビなどによって伝染するため、見つけ次第はやめの対処が必要です。
代表的なウイルス病には、
- きゅうりモザイクウイルス(CMV)
- タバコモザイクウイルス(ToMV)
などがあります。
用語4.「ウイルスフリー」
挿し木、接ぎ木、球根などで増やす植物は、一度ウイルス病になると病気を取り除けません。
たとえば、いちご、サツマイモ、ジャガイモ、ユリ、チューリップなどです。
しかし成長点を培養すると、ウイルスに侵されていない株が見られるため、これを「無病苗」として増殖します。
家庭菜園で毎年同じ苗を使いまわしているとウイルスにかかることがあるため、ウイルスフリーの「無病苗」を購入することをおすすめします。
用語5.「雨前散布(うぜんさんぷ)」
「雨前散布(うぜんさんぷ)」とは、天候を見て雨の前に殺菌剤の散布を行うことを意味します。
病原菌は、雨水を得ると活動を活発になり、組織内への侵入をはじめます。
したがって、雨の後に殺菌剤を散布しても殺菌効果は極めて低いです。
雨が降る前に散布することは、病害防除の基本の考え方です。
まとめ
用語とその意味をご存じでしたでしょうか。
これからも様々な畑づくりにまつわる言葉をご紹介していきます。
専門用語は難しそうにも思えますが、言葉を知り意味を理解すると、実際の畑づくりで役立てられます。
ぜひ一緒に覚えていきましょう。
知っていますか?野菜づくりに役立つ用語 no.6~10 知っていますか?野菜づくりに役立つ用語 no.11~15