知っていますか?野菜づくりに役立つ用語 no.11~15

畑で役立つ用語

くまめ
くまめ

こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。

この記事では、野菜づくりに役立つ用語を5つご紹介します。

意外と知っていそうで知らない言葉に出会えるかもしれません。

いくつ知っているか、ぜひチェックしてみてくださいね。

野菜づくりに役立つ用語 no.11~15

野菜づくりに役立つ用語、第三回目です。

それでは、見ていきましょう。

前回までの用語は、記事最後にご紹介しています。あわせてご覧ください。

11.お礼肥え(おれいごえ)

花や果実が実り、収穫をした後にあたえる肥料を「お礼肥え」といいます。

花や実を付けるには多くのエネルギーを消費するため、感謝の気持ちを込めて肥料を施します。

しかし、種類にもよりますが、一般的に花や実がつく前に肥料を与えすぎると、

葉や蔓ばかりが成長して実がならない「蔓ボケ(つるぼけ)」の現象が起きやすいので、追肥のタイミングには注意が必要です。

12.温度較差(おんどかくさ)

昼と夜の温度の差を「温度較差(おんどかくさ)」といいます。

「較差」とは、気象における差異をあらわす時に使われる漢字です。

格付けの違いをあらわす「格差」とは字が異なる点に注意です。

植物にとって心地が良い「温度較差」とは、昼夜の差が10度ほどの気温です。

夜の気温が高すぎると、呼吸による消耗が激しくなり、悪影響につながることが考えられます。

13.一番花(いちばんか・いちばんばな)

ひとつの株のうち、最初に咲く花または花房のことを「一番花」と表現します。

一番花の次は、二番花、三番花、四番花…と続きます。

ピーマンやナスは、一番花を目印に選定を行います。

トマトは、一番花の咲く頃が植え付けのタイミングです。

一番花はあらゆる場面で重要なサインになりますので、観察しておきましょう。

14.腰水(こしみず)

「腰水(こしみず)」とは、植物を植え付けた鉢やプランターを水を張った容器に浸して鉢底から給水することを指します。

腰水をする目的は、

  • 長期の不在時で水やりができないとき
  • 小さい株は乾燥に弱く、水切れをすると枯れてしまうとき
  • 表面からの水やりで植物にダメージを与えてしまうとき

などがあります。

腰水は便利な給水方法に思えますが、水が苦手な植物も多いため、行う前に確認が必要です。

15.エスレル

「エスレル」とは、成長調整剤(発育をコントロールする薬剤)の一種です。

エスレルの効果は、開花の促進、花数の増加、熟期の促進などが期待できます。

なし、柿、はっさく、みかん、ぶどう、ももなどの果物から、

トマト、トウモロコシ、かぼちゃなどの野菜にも使用されます。

農薬の量や使用対象は、基準を守らないと違法になるため、仕様書をよく読むようにしましょう。

まとめ

今回は、こちらの5つの用語をご紹介しました。

  1. お礼肥え
  2. 温度較差
  3. 一番花
  4. 腰水
  5. エスレル

聞いたことがある、または意味を知っていたという用語はいくつあったでしょうか。

ひとつでも役立つ用語に出会うことができれば、嬉しい限りです。

これからも用語集を更新していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

▽前回までの用語はこちらで解説しています!

畑で役立つ用語 知っていますか?野菜づくりに役立つ用語 no.1~5 畑で役立つ用語 知っていますか?野菜づくりに役立つ用語 no.6~10