こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
ズッキーニを栽培すると、実が腐ってしまったり、葉に白い斑点模様が現れるなど、さまざまな心配事が起こりますよね。
そこで、自信の失敗談をもとにズッキーニのよくある5つの問題と対処法をまとめました。
ズッキーニ栽培の悩みが解決できるかもしれませんので、ぜひ対処法もチェックしてください。
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実が腐る…!ズッキーニのよくある5つの問題と対処法
ズッキーニを栽培すると、実・花・葉に関する様々な悩みが出てくるかと思います。
そこで、以下5つのよくある問題と対処法をまとめました。
【ズッキーニのよくある問題と対処法】
- 実が腐る・黄色くなる
- 葉にうどんこ病の白いカビが現れる
- ウリハムシに葉を食べられる
- 実の形が悪い
- 雌花が咲かない
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
ズッキーニの問題1.実が腐る・黄色くなる
ズッキーニの実が腐ったり、黄色く変色して腐るのは、受粉されていないことが原因です。
昆虫が少ない5~6月頃までは自然受粉の成功率が低いため、人工受粉をすることで解決します。
ただし、花粉が雨で濡れていたり、夕方の受粉は成功率が下がるため、人工受粉は晴れた日の午前中に行います。
蕾(つぼみ)をこじあけて受粉するのはNGです。受粉の成功率が下がってしまうので、おすすめしません。
花が咲いているものを対象に受粉をしましょう。
雄花と雌花が咲くタイミングが合わないときは、2つ以上の株を植えることで、効率よく受粉させることが可能です。
ズッキーニの問題2.葉にうどんこ病の白いカビが現れる
ズッキーニの葉に白い斑点が現れる症状は、うどんこ病が原因です。
うどんこ病は、糸状菌と呼ばれるカビに感染する病気で、カビの胞子が風で広がり繁殖してしまいます。
また、乾燥した苗に発生しやすい傾向があり、うどんこ病を放置しておくと株を弱らせる原因にもなります。
そのため、葉の白い斑点模様を見つけたら、なるべく早めに対処するようにしましょう。
【ズッキーニ│うどんこ病の対策】
- 初期症状であれば、酢や重曹を薄めたスプレーをかける
- 広範囲に繁殖していたら、強い薬剤を使用する
- 自然治癒が難しい場合は、病気にかかった部分を切り取る
うどんこ病の菌の種類は様々あるため、対象となる野菜に適した農薬を使用することが重要です。
初期症状であれば、酢や重曹を水で薄めたスプレーをかけるだけでも、繁殖を抑えられますが、それでも効果がない時は薬剤を使用します。
薬剤は、どんな野菜にも使用でき、有機農産物の栽培に適したこちらがおすすめです。
薬剤を使用しても対処できない場合は、病気にかかった部分を切り取り、被害の拡大を抑えます。
葉っぱを切り取るのはつらいことですが、病気が改善して回復に向かいますので、ぜひ検討されてみてください。
ズッキーニの問題3.ウリハムシに葉を食べられる
ウリハムシは体長7mm前後の茶色の甲虫で、ウリバエとも呼ばれます。
ウリハムシは、ズッキーニやキュウリ、かぼちゃなどのウリ科植物の葉を食害し、葉を穴だらけでスカスカにします。
ウリハムシの駆除方法は、見つけしだい手で捕まえる方法が手軽に行える対処法。
しかし、飛んで逃げてしまうケースも多いため、効率よく対処するには農薬を使用するのがおすすめです。
【ウリハムシに効果的な農薬|ズッキーニの場合】
- スタークル顆粒水和剤
- アディオン乳剤
(参考:JAちちぶ)
ウリハムシの撃退に効果的な農薬は、ズッキーニの場合「スタークル顆粒水和剤」と「アディオン乳剤」です。
こちらにリンクを添付しておきます。ウリハムシに悩んでいる方は、使用上の注意を読んだ上で、使用を検討されてみてください。
ズッキーニの問題4.実の形が悪い
ズッキーニの形が悪いのは、以下の原因が挙げられます。
【ズッキーニの形が悪い原因】
- 栄養が不足している
- 栽培時期が適していない
- 受粉が成功していない
追肥をしていない場合は栄養を足したり、葉が影に隠れて光合成が阻害さてていないかなどの育つ環境を見直してみましょう。
また、収穫の初めや、収穫時期の終わりの場合は、日照時間・温度変化が栽培に適していないため、実のつきが悪くなります。
形が悪いズッキーニは先端から徐々に腐り、放っておくと感染病の原因にもなりますので、早めに摘み取ることをおすすめします。
ズッキーニの問題5.雌花・雄花どちらかが咲かない
花の咲き始めの頃は、雄花ばかりが咲く・雌花ばかり咲くといった、どちらかに偏って花が咲くケースが見られます。
株が成長すると、雄花と雌花がバランスよく咲くことが多いです。
そのため、株が小さいうちは様子を見て、花が咲くタイミングを待つのも一つの手段です。
また、株が成長してから雄花ばかり咲く場合は、肥料過多が原因に挙げられます。
肥料を与え過ぎていると感じたら、手で肥料を取り除いたり、肥料切れにならない程度に控えてみてください。
多少のストレスがかかると、生命を温存させようとして雌花を咲かせるようになります。
- 雄花ばかり咲く→肥料過多
- 雌花ばかり咲く→栄養不足
という症状の現れです!
まとめ
ズッキーニは、雌花と雄花の受粉が必要な野菜です。
受粉が成功しないと「実が腐る」「実が大きくならない」などの問題が起きてしまいます。
また、乾燥や肥料過多などの環境の偏りによっても、成長が阻害されます。
この記事では、これらの対処法もご紹介していますので、ズッキーニの栽培でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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