こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。
皆さんは、トマト・ミニトマトの摘んだわき芽を捨てていませんか?
トマト・ミニトマトの苗は、水栽培で育てられるので、捨てるのはもったいないです。
そこでここでは、トマトのわき芽を水栽培する方法を写真付きでご紹介します。
水栽培の注意点や失敗しない方法も載せていますので、ぜひ参考にしてください。
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トマト・ミニトマトを水栽培する方法
トマト・ミニトマトは、水栽培で育てることが可能です。
ここからは、以下の手順でわき芽を水栽培する方法を紹介します。
【トマト・ミニトマトを水栽培する手順】
- わき芽を摘む
- わき芽を水に差す
- 日当たり・風通しの良い場所に置く
- 水をこまめにとりかえる
- トマトを収穫する
それでは、順に見ていきましょう。
1.わき芽を摘む
トマト・ミニトマトは、水栽培することが可能です。
水栽培のメリットは、トマト・ミニトマトの苗を増やせることです。
水栽培に適した枝は、主枝とその葉の間から成長した「脇芽(わきめ)」と呼ばれる枝です。
【ミニトマトのわき芽】
赤い枠で囲んだ部分が「わき芽」です。
わき芽は手で折るか、または清潔なハサミで切り落とします。
摘み取った部分から病気が発生しやすいため、天気の良い日にわき芽を摘むようにしましょう。
2.わき芽を水に差す
枝が水に浸かった部分にのみ根が生えるので、水の量を調節して入れます。
茎の3分の1程度を芽安に、水に浸すと良いでしょう。
また、水栽培の容器は、枝に負荷がかからないサイズのものを用意しましょう。
色々な容器を試しました。短い枝は、納豆のパックやプリンカップがちょうどよかったです。長い枝は、ペットボトルがおすすめです!
容器が汚れていると雑菌が繁殖しやすく、コケが生えたりと、根腐れの原因となってしまいます。
清潔に保つためにも、容器は定期的に洗浄することをおすすめします。
3.日当たり・風通しの良い場所に置く
水栽培の苗は、日当たりが良く、風通しの良い場所におきます。
植物を育てるためには日光が必要ですが、真夏の日差しは温度が高いため、直射日光は避けてください。
水栽培に適した時期は、4月~8月頃です。
4.水をこまめにとりかえる
病気の発生を防ぐために、1日に1回程度の水を交換するのがポイントです。
水が濁っていると、必要な栄養分を吸収できず、成長が妨げられてしまうからです。
水栽培5日目頃で、枝から産毛のような白い根が生えはじめます。
【根が生えたトマトのわき芽】
水栽培から1週間~2週間程度で根がしっかり伸びます。
5.収穫する
室内で育てる水栽培は、花粉を運ぶ虫が少ないため、自然受粉をしない可能性が高いです。
そのため、枝を軽くゆすったり、軽く叩くなどして花粉を飛ばしてあげましょう。
果実が実ったら収穫します。
水栽培で育てた苗を土に植え付けてもOK
畑やプランター、ポットなどの土に植え付けてもOKです。
穴を掘り、穴に水を入れて水が引いたら、枝を入れて上から土をかぶせます。
水やりは、根付くまでの期間のみ行うことをおすすめします。
根付いたら水やりは不要です。
トマト・ミニトマト│水栽培の注意点5つ
トマト・ミニトマトを水栽培する際に、注意すべき点も確認しておきましょう。
【トマトを水栽培する際の注意点】
- 葉の先端が黒くなったら、栄養不足のサイン
- 直接土に植え付けると根付きが悪い
- 雑菌が入ると根腐れする
- 小さいわき芽は成長が遅い&実が付きにくい
- 葉の部分は成長しても実はつかない
何度も失敗した経験をもとに、注意するポイントをまとめています。
同じ失敗で困っている方や、これから水栽培する方の参考になれば嬉しいです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
注意1.葉の先端が黒くなったら、栄養不足のサイン
水栽培を始めて1週間~2週間頃、葉先が黒く変色する時期が現れます。
それまで順調に根を伸ばしていた苗が元気を失くしたら、栄養不足のサインかもしれません。
毎日水を取り替えていたとしても、水だけでは十分な栄養は補給されません。
そこで、栄養成分を配合できる水栽培専用の液体肥料「ハイポニカ活力液」を加えてみるのもおすすめです。
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ハイポニカ活力液は、トマトなどの野菜だけでなく、観葉植物や花など様々な植物にも活用できるので便利です。
注意2.直接土に植え付けると根付きが悪い
根が十分に生えた元気な枝でも、天候によっては根付きが悪い場合があります。
気温が高すぎたり、低すぎたり、悪天候が続いていたりすると、枯れてしまうことがあるので植える時期には注意が必要です。
実際に、水栽培で根を伸ばした5本のわき芽を土に植えましたが、2本は枯れてしまいました…。
【植え付けから1週間のわき芽】
枯れた原因は、日差しが強く、水が不足していたことでした。
【失敗しない方法】ポットに植え替えてから畑に植える
わき芽を畑に植える際は、ポットで育てて根が張ってから、畑に植える方法です。
【ポットに植えたわき芽】
ポットであれば、小さな苗は水分調整がしやすく、直射日光に当たらない場所に簡単に置くことが可能です。
少し手間はかかりますが、水栽培→ポットで栽培→畑に植え替えの順での栽培をおすすめします。
注意3.雑菌が入ると根腐れする
わき芽の切り口に雑菌が入ると、枝が腐ってしまい、芯が壊れてぶよぶよになってしまいます。
栄養を吸い上げる枝がに雑菌が入ると、葉や蕾に栄養素が行き渡らず、成長できません。
【枝の先端が腐ったわき芽】
私の失敗談ですが、畑でトマトのわき芽を摘んだ後、枯れないように近くの川で汲んだ水に浸けていました。
すると、川の水が汚れていたために、わき芽に雑菌が入りました。
その後、きれいな水に入れ替えたのですが、一度腐った茎は元通りになりませんでした…。
水だけでなく、ハサミに雑菌が付いていたり、容器が汚れているなどの場合も、注意が必要です。
水栽培にするわき芽は、清潔な状態を保つように気を付けましょう。
注意4.小さいわき芽は成長が遅い&実が付きにくい
小さいわき芽を栄養剤なしに育てる場合、成長がとても遅く、花が咲く前に栄養不足で枯れてしまいます。
写真のような小さなわき芽は、液体肥料などの栄養剤なしには成長が難しいことを知っておきましょう。
【水栽培しているトマトのわき芽】
茎で吸い上げた水が、葉の先端からぽたぽたと水滴となって落ちるため、下にタオルを敷いています。
わき芽は、写真のような小さいものではなく、蕾や花が咲いている成長したものを摘むと良いでしょう。
注意5.葉の部分は成長しても実はつかない
トマトの株には、果実が実る枝と、葉のみが付く枝の2種類があります。
こちらは、葉の枝を集めた写真です。
【トマトの葉】
【一番左がトマトの葉】
葉の枝の場合、どの位置を切っても実はつきません。
水栽培・土栽培、どちらの方法でしっかり根を張ったとしても、実はつきません。
そのため、蕾の付いたトマトが実る枝を水栽培するようにしてくださいね。
まとめ
今回は、トマト・ミニトマトを水栽培で育てる方法をご紹介しています。
トマトは、一度切った枝でも水に浸けることで根を生成するため、苗を増やすことが可能です。
プランターや畑などでトマトの苗を育てている方は、ぜひわき芽を摘んで水栽培にチャレンジしてみましょう。
水栽培の注意点もまとめていますので、ぜひあわせて参考にしてくださいね。
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