トマトの種まきから定植までの育て方!おすすめのポットやコツを解説

トマトの種まきを詳しく解説

くまめ
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こんにちは!家庭菜園で暮らす、くまめです。

家庭菜園や畑栽培で人気のトマト・ミニトマト。

トマト・ミニトマトの種まきは難易度が高いため、失敗したいためのコツが重要です。

そこでこの記事では、トマト・ミニトマトの種まきに必要な、

種をまく時期・育成温度・おすすめのポット・移植の目安をくわしく解説します。

トマト・ミニトマトの種まきに必要な知識が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

トマト・ミニトマト│種まきで知っておきたいコツ4つ

トマト・ミニトマトの種まきで重要なのは、温度の管理です。

種まきのコツ

1.発芽適温は25~28度

2.33度を超えると発芽不良を起こしやすい

3.種まきの適切な時期は2月上旬~3月下旬

4.成長に合わせてポットのサイズを変える

発芽適温は、25~28度と高めの気温を好みます。

33度を超えると発芽不良を起こすため、高温になりすぎないよう注意が必要です。

種まきの時期は2月上旬から3月下旬

この時期、寒冷地では氷点下になるため、地域によっては露地栽培はおすすめできません。

確実に発芽させるにも、気温を管理しやすいハウスや室内を活用します。

おすすめのポットのサイズは、次の章で詳しく解説していきます。

失敗しない!トマト・ミニトマトの種まきから定植までの育て方を解説

トマト・ミニトマトの種をまく時は、ポットやセルトレイの使用がおすすめです。

この理由は、種まき後の管理がしやすく、成長した苗を移植しやすいからです。

種まきから土に定植するまでの育て方を、以下2つの成長過程にわけて詳しく解説していきます。

  1. 種まきから本葉2枚出るまでの期間:128穴セルトレイを使用
  2. 本葉2枚から第一花が咲くまでの期間:4号ポットを使用

ポットの特徴や種まきの深さなど、詳しい育て方を見ていきましょう。

1.種まきから本葉2枚出るまでの期間:128穴セルトレイを使用

トマトの種のまき方

まずは、種まきから本葉が2枚でるまでの期間の育て方をご紹介します。

種まきは、128穴セルトレイと呼ばれる、128個のポットが連結しているセルトレイを使用します。

くまめ
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セルトレイはホームセンターなら一枚単位で買えます!

オンラインショッピングで購入できる最低枚数は100枚単位と量が多いので、購入の際は確認してくださいね。

おおよそのサイズは、経口3.5cm×深さ5㎝。

家庭菜園やプランター栽培で少量の栽培を考えている方は、必要な分のセルトレイをカットして播種をすると無駄なく使えます。

他の野菜の種まきにも使いまわしができるので、家庭菜園の方も128穴セルトレイが一つあるととても便利です。

種まきの時期と深さ

トマトの種は、2月上旬から3月下旬にまきます。

嫌光性種子なので、種が隠れるくらい土をかぶせるのがポイントです。

128穴セルトレイの1穴に対して、1粒ずつ種を撒きます。

種をまいたらたっぷりと水を与えましょう。

温度管理のコツ

トマトの種まき後の温度管理は、以下が理想です。

  • 出芽までの気温:25~28度
  • 出芽後の気温:22~25度
  • 夜間の気温:18度
くまめ
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33度以上で発芽不良を起こすので、高温になりすぎないよう注意しましょう。

出芽までの気温は、出芽後よりも高めです。

夜間は18度が目安なため、霜が降る地域での露地栽培は難しいと言えるでしょう。

良い苗を育てるためには、温度管理ができるハウスや室内での育苗をおすすめします。

育苗の期間

128穴セルトレイに種を撒いてからの育てる期間(育苗期間)は、約55~60日(約2ヶ月)ほどです。

本葉が2枚に成長したら、一回り大きなポットに植え替える目安です。

2.本葉が2枚から第一花が咲くまでの時期:4号を使用

トマトの種のまき方

根本に近い丸みのある葉が「子葉」。その上に見られる葉が「本葉」です。

本葉が2枚に成長したら、128穴セルトレイから直径12㎝の4号ポットに鉢上げを行います。

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所沢植木鉢センター

ちなみに『鉢上げ』とは、種をまいた苗をつまんで、大きなポットへ植え替える作業のことを指します。

水やりのコツ

この時期は特に水切れに注意します。

ただし、水のやりすぎは根腐れの原因となるので、適切な量の水やりが必要です。

水やりのポイント

・午前中に鉢底から水がでる程度にたっぷり水をやり、午後に乾く程度がベスト

・苗がしおれやすい場合は、午後も軽く水をやり補う

基本的に水やりは、午前中に行い午後には土が乾く程度の量が目安です。

苗が萎れやすい場合は、午後に軽めに水やりを行います。

温度管理のコツ

いずれ畑やプランターに植え付けることを想定し、種まき時よりも徐々に温度を下げて育てます。

理想の気温は以下の通りです。

  • 日中の気温:20~25度
  • 夜間の気温:10~12度
  • 定植10日前からの夜間の気温:8~10度

日中・夜間ともに、外気温に近い温度にならしていきます。

特に定植10日前からは、夜間の気温を8度まで下げるのがポイントです。

【定植】トマト・ミニトマトの第一花が咲いたら畑やプランターに植え付ける

種をまいて成長したトマト・ミニトマトの苗は、第一花が咲いたら土に植え付ける目安です。

花が咲く頃にポットから苗を取り出し、畑やプランターに植え付けます。

土作りや植え付けのポイントは、こちらの記事で紹介をしています。

トマト・ミニトマトのわかりやす育て方!栄養素や保存方法も解説 トマト・ミニトマトのわかりやすい育て方!栄養素や保存方法も解説

まとめ

この記事では、トマト・ミニトマトの種まきで知っておきたいポイントをご紹介しました。

種まきから植え付けまでの期間で必要なことは、気温・種を撒く時期・水やり・ポットのサイズなどが挙げられます。

種をまく2月~3月は、寒冷地では霜が降る恐れがあり、露地栽培は向いていません。

室内やハウスなどを活用して、温度調整ができる場所での種まきをおすすめします。

トマト・ミニトマトの種まきのコツが参考になると嬉しいです。

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